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オンライン辞書,Dictionary


No.103
作文
2015-01-12
出身: 韓国
居住: 日本
20代 男性
ログイン名: ギルファン
タイトル:私の異文化体験
   日本に来て2か月ぐらい経ったある日、友達が髪をカットしたいと言ったので私は髪を切らないけど宮交シティにある美容室まで付き合う事にした。日本の美容室は初めてだったため、わくわくする気持ちで向かった。美容室はこぢんまりとしていた。別に特別なものはないなと思った時、店の片隅にある券売機が見えた。美容室にどうして券売機があるのか気になったが、その理由はすぐわかることになった。券売機にお金を入れている友達を見たからだ。つまり、券売機でチケットを買って店員に差し出したら髪を切ってもらえるシステムだった。この前、福岡に行った時にもラーメン屋にメニューが書いている券売機があり、今回は美容室に券売機だなんて珍しいと思った。韓国ではなかなかいないシステムだった。とにかく鑑賞はそこまでとして、髪を切る友達を、待機席に座って待つことにした。待機席はソファーのように長くつながっていた。そこが店の唯一の座り場所だったが私一人しかなかった。途中で、お婆さんが店に入って来た。その方も切符を買った。そして、待機席に座っている私を見てしばらくためらった後、空いた席に座った。お婆さんが私を見てためらったのがちょっと気になったが、大したことないだろうと思って、すぐに忘れた。ところが、しばらくして店員が来て「席を移動してくれませんか?」て言うのではないか? 
訳分からない私に店員がこの待機席は順番によって座るのだと説明してくれた。そして順番によると、私が座った席が1番席だった。その話を聞いたらお婆さんが私を見てためらったのが理解できた。髪も切らないやつが1番席に座っていると変なのが当然だった。私はすぐおばあさんに席を譲った。韓国で私がよく行った美容室はどの席に座っても構わなかったしお客さんたちの順番は店員が憶えた。まあ偶に間違う時もあったが、、、このようなことを見て私は日本人は自分の権利を守り、また、他人の権利もちゃんと守る人たちだと思った。
 
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