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オンライン辞書,Dictionary


No.141
作文
5.19
出身: 中国
居住: 中国
20代 男性
ログイン名: tao
タイトル:会話中の文体転換
  日本語の勉強を始めた時に、先生が教えてくれた文体は敬体です。その時、作文も会話も敬体を使いました。勉強が進むにつれて、常体に触れるようになりました。それから、多分その簡潔さに惹かれるかもしれないから、私は日常会話の中で常体を使う頻度が高くなりました。しかも、困ったことに、私はよく敬体を使うべき場面で常体を使ってしまいました。
先生はいつも敬体は文末が丁寧語なので柔らかく伝わる印象ですが、使いすぎるとよそよそしい印象も与えて、反対に常体は敬語を用いてないので、普段の言葉遣いで気軽な感じがすると言います。従って、敬体はよく目上の人或いは公式的な場合に使われますが、常体はよく仲間或いは非公式的な場合に使われます。そういうことはよくわかりますが、実際に日常会話の中で使う時は間違い勝ちです。特に、異なる聞き手がいる場所で文体転換が求められる時に、私はよく反応できなくて、勝手に常体を使って、両方とも気まずくなってしまいました。
なぜこういう現象が現れますか?多分母語の環境の影響を受けているかもしれないと思います。我が国では丁寧を表す時に、よく人称を変えますが、動詞をあまり変えなくて文体転換という概念がありません。そして、今私がいる大学の環境もひとつの原因かもしれません。大学ではルームメイト、クラスメイト、更に先生との付き合いはちょっと気軽だと思います。だから、文体転換にほとんど重視しません。でも、もし将来は日本の会社に入ったら、文体転換を身につけるのは必要だと思います。これ以外に、文体転換より難しい敬語の遣いも心配ですね。
 
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