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オンライン辞書,Dictionary


No.164
作文
2020-05-24
出身: 日本
居住: 日本
10代 男性
ログイン名: シオン
タイトル:社会のマナー
  私は、初対面の人に敬語で話しかけ、その人が同じ年齢だった場合どのタイミングでタメ口(友達口調)に切り替えるか、などと悩んでしまうことがある。他にも目上の方に上手く尊敬語を使えず変な日本語になってしまうこともあった。言葉は人とのコミュニケーションに必要で重要なツールであり、語彙力が無い人は言葉遣いに悩むのではないだろうか。

 私はサッカーが好きで中学、高校とサッカー部に所属したのだが、後輩の数人が、敬語を使わず腹を立てたことがあった。その時まで、幼稚園や小学校での言葉遣いは気にも留めていなかったが、年齢を重ねるに連れて社会のマナーを意識し始めていた。しかし言葉遣いを他人に教えることは難しく、一年間その後輩達は治ることはなかった。そして新入生が入部してきたのだが、やはり敬語を使う人が数人しかいなかった。呆れてもはや気にしないようにしていた新入生入部の1ヶ月後、途端に後輩が敬語を使い始めたのだ。その理由は、自分よりも年下にタメ口で話しかけられるのが嫌だから、というシンプルな内容だった。それ以降言葉遣いが少し変だが、私達に敬語で話すようになったのだ。つまり、言葉遣いは他者とのコミュニケーションを通じて、学んでいくことが重要だということだ。言葉遣いを学ぼうと本を読み始めたところで他者との交流がないと学ぶ意味がない。更に相手が自分にとってどういった存在なのか、だけでなく自分の今の環境がどういった場所なのか、を状況に応じて言葉遣いを変えていく事が必要だ。
 
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