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オンライン辞書,Dictionary


No.20
作文
18/04/2020
出身: 東京
居住: オーストラリア
10代 男性
ログイン名: Naoki_Nemoto
タイトル:Reflective Essay (Sakubun)−教育現場で呼び方に悩むとき
  世の中かがグローバル化し世界人口の半数以上が二か国語以上を扱える中、語学留学が流行しています。私は学生時代を5ヵ国で過ごし、各国それぞれの社会規範が適応された教育現場で学んできました。その中、私がオーストラリアで最初に躓いた事は先生の呼び方でした。

他国へ留学した際、様々な分野でのカルチャーショックは免れられないでしょう。私を含めてアジア圏から来た大半の学生がオーストラリアの教育現場へ足を踏み入れるにあたり、最初に先生の呼び方に頭を抱えると思います。アジア圏では上下関係意識がオーストラリアより比較的に強い傾向にあります。この様な社会規範に慣れてしまっている学生は当然他国でも教育者を「上の者」と判断し、先生、Miss、 Sirなどの呼び方を使い敬意を払おうとするでしょう。しかしながら、オーストラリアの教育現場では上下関係などの概念を有せず、両者共に平等な関係にあると考えられています。その為、教師と生徒が双方を名前で呼ぶ関係が日常化されており、我々留学生が最初に抵抗を抱く点でもあると思われます。

この様な変化に対応するためには母国の社会規範に捕らわれないフレキシブルなマインドを有す必要があります。「郷に入れは郷に従え」ということわざがいろいろな言葉であるように、変化が不可欠であることは世界共通なのでしょう。そして変化を乗り越え現地の輪に入れた人こそが真の世界市民なのではないのだろうか。
 
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