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最近では口で会話するよりもインターネットを通じて、文字で会話することが多くなっていると思う。ましてやこのような状況の中だとインターネットを通じて会話するのがほとんどだ。電話越しだったり、リモートで会話したりと種類は多くあるが今回私が着目したのはメールなどと言った文字のやりとりだ。
文字のやりとりは友達と言った親しい関係から企業と企業の関係など幅広く存在する。その際の言葉づかいも普段の会話と大きく異なる。
普段の会話との最大の相違点、それは文字を使う会話は視えるという所だ。視えるということは、間違った解釈が大幅に減るということでもある。また、口での会話では、相手の機嫌を伺いながら会話することがあり、それがストレスになっていることがある。とある研究では「文字を通じた会話だとストレスを感じにくい」という結果が出ている。これは先ほど言った機嫌を伺いながらの会話がなく文字で通してるからだという。
しかし、文字を通じての言葉でも悩む時もある。例えば「つとめる」という言葉がある。それを口では言えるがその「つとめる」が「勤める」なのか「務める」なのか「努める」なのか吟味する。
誤字脱字もある。口ではイントネーションがあるのである程度はカバーできるが文字だと一気に崩れるのでいちいち校閲しなければならない。正直面倒くさい。この作文も校閲するとなると骨が折れる。
また、状況に応じての言葉選びも存在する。英語では「 I 」で済む一人称を、日本語だと数多くあり、その一人称が公的表現か、私的表現か、それはビジネス文書に適しているかなど多くのことを吟味しなければならない。正直面倒くさいが、それが日本語のいい所かもしれない。
文字を通じての言葉はかなり慎重にならなければならない。見えない相手にどう接するか、その相手との距離感はきっと果てしなく遠いものなのかもしれない。
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