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オンライン辞書,Dictionary


No.216
作文
2020-05-29
出身: 日本
居住: 福島
10代 男性
ログイン名: カエル
タイトル:言葉の伝え方
  世界には、様々な言語が存在する。中でも日本語は、習得が難しい言語と言われている。私は日本人だが、物事を人に伝えたり説明するときは、場面や状況によって言葉のかたちを変えたり、発した言葉の意味をしっかり考えてから使うようにしている。人によっては、自分が意図していないように解釈してしまう、誤解してしまう人もいるからだ。以前、それによって不愉快な思いをしたことが何度かある。言葉のトラブルというものは、その人との関係を悪くしてしまうことにもなり兼ねない。

最近は、連絡をとるためのツールがたくさんある。例えば、今では誰もが利用しているコミュニケーションツールである「LINE」でのやり取りで、敬語を使ったとしよう。普段親しい友達と話すときは、いわゆる「タメ語」で話すのに対し、LINEでは「ですます調」で返信が帰ってきたらどう感じるだろうか。怒っている、または冷たいといった印象を受ける人もいるのではないのだろうか。他にも、食事会のグループがあったとして、家が近い友達に個人トークで「何で来るの」と送られてきたとしよう。交通手段は何を使うのか、または今回の食事会になぜ来るのか、という捉え方もある。言い方ひとつで、色々な意味を持ってしまうのが日本語だ。

言葉の伝わり方は様々で、対面しているときにも、そうでないときも気を遣うものだと思う。状況によって受け手の聞こえ方を想像し、伝えることは、関係を良くするためにも、悪くさせないためにも大切なことではないのだろうか。
 
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