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日本語で、自己主張知らげの原則は女のためにある。あまりあらわに主張すると女らしくないと思われる。疑問文と命令文とか、男性は使えるけど女性は使えない言い方がある。女性は「…かしら」というような婉曲な言い方を使わなくてはいけない。残念なことに男女という関係でいえば、女性が社会的に下位者として位置づけられていることの言語的な現象である。
男女共同参画社会だったら、男の言葉と女の言葉の代わりに、人間の言葉しかない。私の考え方はこの社会的な規範が日本の低い結婚率に寄付すると思う。やはり、だれが下位者として夫と話したり、住んだりしたい?
日本は礼儀を大切にする国だから、男女関係なく失礼な言葉は使うべきではないと考えられている。しかし、友人同士なら失礼な言葉を使うこともある。ある日本人達によると男女関係なく親しい間柄なら罵り言葉を使うそうだ。
日本語では自分の性別によって言葉を遣うけれど、オーストラリアでは罵りの言葉は相手の性別によって、言葉を選んで遣う。
オーストラリアらしい英語で、男性でも、女性でも何でも言葉を選んで使うのは社会的に受け入れられた。しかしながら、一般的に女性より、男性はよく罵り言葉を使う。そして、男性は女性の前では罵り言葉を言うのは無礼と思われている。でも、男性の前では問題ない。私の経験で、男性達が話しているときに罵り言葉を使うのを私は聞いて、私が女性だから、ある男性達は『ごめん、あなたを見ていなかった』と言った。
時代が変わるとともにだんだん男の言葉と女の言葉がなくなって来ることを望んでいる。
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