|
私は大学に入って、いくつか言葉遣いに悩む出来事がありました。
その1つは、アルバイトを始めたときのことです。初めて出勤すると、自分より年下の高校生で働いている従業員がいました。そのときに、やっぱり先輩だから敬語で話した方がいいのか、とも考えられるし年下だから敬語を使わなくてもいいのか、とも思い、悩みました。
2つ目は、方言についてのことです。私は広島県出身でそこまで方言は強くなく、なかなか伝わらないことは少ないけれど、時々全く伝わらないことがあります。「たわん」と言ったら、何それ、と言われました。その言葉が「届かない」を意味することが相手には伝わらなかったのです。
このように、高校生までは考えたこともなかった言葉遣いについての悩みが大学に入って、新しい人、新しい環境、新しい経験に出会ったことで出てくるようになりました。私はこの悩みを持つことによって、自分の言いたいことを上手く相手に伝えるために、また、違和感なく相手が自分の話を聞いてくれるためにどう工夫したらいいのか、ということを考えることができたと思います。
|