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日本語で話す時、違う人に対してどのような言葉を使うべきか考えなくてはならないので、日本語学習者として、スピーキングは更に難しくなっている。今の私は、話す時に言葉を選ぶ余裕があるほど日本語力が高くないし、自分が最も慣れている言い方はそれらの期待に応えるとも限らない。そのため、不適切な言い方をしてしまうこともある。
私は仲のいい友達に従って、タメ口を使う環境で日本語を勉強してきて、丁寧語を使う意識がいつも弱かった。初めてクラスに入って、先生に質問をした時、「ちょっと聞きたいことがある」とものすごく失礼な言い草をしてしまったこともあった。その後、同級生の友達に気づかせられて初めて気づいたが、聞いた時は全く自覚していなかった。
そこで、相手を怒らせないように、いつも丁寧語を使うことに注意を払った。それにより、「です・ます」を付けることを順応し、今は逆に新しく知った同級生と話す時も、タメ口使って距離感を縮めようとしても、思わず語尾に「んです」をづけることもよくある。距離を置きたいわけでもないが、そんな口癖で相手に勘違いされてよそよそしい人だとされることが心配だ。
話すことは書くことと違って、注意深く言葉を綴る時間がない。うっかり不適切な言い方をしてしまって、目上の人の機嫌を損ねたり、対等な人と距離感をあけたりすることは言葉遣いに一番悩んでいる問題だ。話す時は考えを表すことに焦らずに、ちゃんと考えてからゆっくり話したほうがいいのだろうか。
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