選択した文章の本文です。

オンライン辞書,Dictionary


No.49
作文
2022-04-26
出身: 日本語
居住: 神奈川
 
ログイン名: king
タイトル:言葉遣いに困った経験
   私の初めて言葉遣いに困った経験は、中学生の時です。それまで先生を含め大人の人や先輩に、目上の人という意識をもってかかわる経験がほとんどなかったので、初めて敬語を使う必要性に迫られとても戸惑いました。私は敬語でなくても普段の言葉遣いから咎められることも多く、勝手な造語や乱暴な言葉遣いも多かったので、余計に苦労しました。はじめは語尾に「です」「ます」を付けるだけの事も意識しないと難しかったのですが、それでも中学の間は先生に対してだけ言葉遣いに気を使っていれば良かったのでしばらくすれば慣れることができました。

 しかし、高校生になってからはさらに問題が出てきたのです。それは先輩に対する言葉遣いでした。中学生の時は先輩ができたといっても、元から友人だった人としか関りがなかったので改めて言葉遣いを気にする必要がありませんでした。対して高校では小中学校が別だった人がほとんどの上に、委員会や部活動などで「先輩」として知り合った人と関わる機会が増え、いやでも言葉遣いを意識して正す場面が多くなりました。先輩は言葉遣いをはじめとした礼儀全般に厳しい人も多く、より言葉遣いを気にしなければならなくなりました。それでも3年間続けることである程度形になり、言葉遣いで不快な思いをさせたり恥をかいたりする経験はほとんどなくなりました。

 今までは苦手意識があったこともあり私にとって言葉遣いはとても大きな課題でしたが、これらの経験を通して成長できたと思います。これからもTPOに合わせた言葉遣いができるよう、意識して取り組んでいきたいと思います。
 
【コメントを書く】