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オンライン辞書,Dictionary


No.51
作文
2022-04-26
出身: 日本語
居住: 山口
 
ログイン名: hika
タイトル:同業種間での特別な言葉
  私が言葉で困った経験は初めてバイトをした時です。飲食店でバイトをしていたら「冷蔵庫から食材を出す時は兄から持ってきて」や大将から「紫持ってきて」「唐揚げ山です」など普通の生活の中では聞かない言葉を聞いてとても困惑しました。これらの言葉は隠語と言って、お客さんになるべく会話の内容が伝わらないようにするものであったり、業界の中で出来た特別な言葉で日常では広く使われていない言葉です。例えば、「兄」は古い食材のことでお客さんが古い食材と聞くとあまりいい気がしないし、提供する側としても後ろめたい気持ちになってしまいます。またこのような言葉は、気遣いも少し含んでいると考えます。例えば、厨房から「刺身もうない」と強い口調の言葉が聞こえてくるとお客さんの気持ちが少し落ち込んでしまいます。しかし、隠語のクッションを従業員同士で一回挟むとお客さんに伝える時少しは言葉がマイルドになりお客さんも店も気持ちよく過ごせる気がします。これらのことは、特定の場面や業種間で使われる特別な言葉に少困る瞬間でもあ、同時に言葉について少し考える時間を与えてくれる良い体験でした。
 
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