|
私が言葉遣いに困った経験は、敬語表現が必須となる接客業のアルバイトを始めたときだ。高校生までは、何となく語尾に「です、ます」をつけておけば、目上の方に対してもある程度の敬意は伝わるだろうと思っていたし、実際そうであっただろう。
しかし、アルバイトには金銭が関わってくる。お客様にお金を払ってもらっているので、誤った敬語を使うのは質の悪いサービスを提供して、損をさせることになる。また、自分ひとりの下手な言葉遣いによって店の印象を悪くし、大きな損益を生み出してしまう可能性だってある。だから、アルバイトを始めたときに接客業独特の敬語表現に非常に戸惑ったし、緊張した。「かしこまりました。」「少々お待ちください。」などふとした時に必要な声掛けができなくて、後々落ち込んだことも沢山ある。
アルバイトを始めて半年ほどたった今では、慣れるとそんなに難しいことではなかったのだと感じる。この経験から、言葉遣いは慣れが大事なのだと理解した。アルバイトで培ったこの敬語の知識は将来きっと役に立つので大事にしていきたいと思う。
|