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オンライン辞書,Dictionary


No.217
No.66へのコメント
2022-05-28
出身: 日本語以外
居住: オーストラリア
 
ログイン名: たお
タイトル:チョコさんへ
  チョコさんの気持ちがよくわかります。オーストラリアに住んでいますが、私もアルバイトで仲間とどんな言葉遣いにした方がいいか悩んだことがたくさんあります。

英語では「敬語」と「タメ口」という文法的な概念より、そんな明確に分けていない「丁寧な話し方」から「カジュアルな話し方」までのスペクトラムがあると思います。話し方が丁寧かどうかによるのは日本語のように「です」や「ます」という文法じゃなく、会話の内容そのものです。例えば、入職したばかりのアルバイトで他の同僚たちと会話をするときには「What are you studying at uni?」(大学で何を勉強していますか。)や「What’s your favourite TV show?」(一番好きな番組は何ですか。)みたいな浅くて丁寧な質問を聞きがちですが、もう少し同僚たちと仲良くなったらもっと深い話や面白くて冗談入りの会話ができるようになります。それは英語のカジュアルな言葉遣いです。

チョコさんが書いた通り、同級生とあまりにも丁寧に話したら確かに距離を感じやすいです。しかし、それは最初に仕方がないと思います。長い間同じアルバイトで働き続けたら、いつか自然に「バイトの先輩」とでもカジュアルに話せるようになるのは普段です。私も今一番身近な友人の一人はバイトで知り合った人ですが、初対面の会話が丁寧さを保つために無駄な質問に満ちていました。結局、距離を感じにくくする一番有効な解決手段は時間の流れでした。もしかして日本でもそうかもしれません。 
 
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