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オンライン辞書,Dictionary


No.42
作文
2022-04-26
出身: 日本語以外
居住: 横浜
 
ログイン名: 高増 一心
タイトル:言葉遣いに困った経験
   私は高校生の時に困ったことがある。高校時代、野球部に所属していてそこの高校の野球部は全寮制だったので三年間寮生活をおくった。一年生の時の同じ部屋は同級生でとても楽しく充実した日々をおくっていた。しかし、二年生になると部屋のメンバーが交代し、自分よりも一つ年上の先輩と同じ部屋になった。野球部では、先輩とすれ違ったときや点呼のときにはしっかりとした挨拶をしないといけないように、先輩や後輩の上下関係がとても厳しかった。そのため、同じ部屋が先輩だと分かったときは正直に言うととても嫌だった。ユニフォームを手洗いさせられたり、洗濯をやらされるかもしれないと不安で仕方がなかった。

 しかし、同部屋になって生活してみるとその先輩はとても優しかった。私は後輩だから雑用に使われると思っていたが、逆に洗濯を一緒に回してくれたりなどとても親切にしてくれた。また、消灯時間を過ぎていても夜遅くまでたくさんのことを語り合った。そんなある日、普段通り敬語で話していると先輩が「おまえはかわいいからため口でいいよ。」と言われた。最初は「流石に申し訳ないです。」と断っていたが、その先輩が言ってくれたからため口でため口で話すことになった。しかし、ほかの先輩の前でその先輩に対してため口を使ってしまい、それを聞いていた先輩に注意された。それから、部屋が一緒だった先輩が卒業するまで、先輩に対しての言葉遣いが苦手になった。

 このような経験から、これからは上司や先輩と親しくなっても上下関係を大事にして、しっかりとした敬語を使っていきたい。
 
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