選択した文章の本文です。

オンライン辞書,Dictionary


No.62
作文
2022-04-27
出身: 日本語以外
居住: オーストラリア
 
ログイン名: negomi
タイトル:友達によって異なる言葉遣い
  最近、自分の話し方について気づいたことがある。同じ「友達」だとしても、相手によって無意識に言葉遣いが変わる。例えば俗語が増えたり減ったりして、注目すればするほど、興味深い現象だと思って来た。明らかな例が二つある。

1.哲学を勉強してる友達がいる。その人との会話が深くなったり、難しくなったりすることが珍しくない。それで、彼と話していると日常会話にでも難しい単語を使ってしまうことになる。

2.歴史を勉強してる友達もいる。彼女と話していると、ちょっとふざけた会話をして、俗語を使い始めること、自分のアクセントが強くなること、彼女と深い話をしても冗談を言うことに気づいた。

友達と一緒にいるのは楽しい。だから言葉遣いが変わってしまう理由は気になる。友達と言うのは、気楽に話し合える人だと思っている。私が無意識に相手のことを真似しているなら、本当の自分を見せたくないように考えられて、実は思っていたほど気楽じゃないことになってしまう。それなら残念だと思った。

言葉遣いを定義すると、「相手に応じて話すこと」みたいなものになるだろう。じゃ、相手のために変わっていることだとも言えると思う。それなら納得がいく。私の言葉にも、相手の言葉にも癖があって、会話がしやすくなるように自分の言葉が無意識に変わっているかも知れない。もしかして、相手のも変わっている。

でもやはり自分らしい言葉を使いたい。友達なら、どんな話し方をしても、分かり合える筈だ。だからわざわざ相手を真似して、不自然に話さないようにする。
 
【コメントを書く】