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オンライン辞書,Dictionary


No.86
作文
2022-05-05
出身: 日本語
居住: 神奈川県
 
ログイン名: sakubun
タイトル:言葉遣いに困った経験
   私が言葉遣いに困った経験2つある。1つは高校時代の学校の先生への対応だ。1年時、2年時は先生とは仲が良く、言葉遣いのことは気にしていなかった。しかし、3年時に、普段は先生に馴れ馴れしい私の友達が真剣な話をする時に先生への言葉遣いを改めていることに気づいた。私も受験のことを相談するときはそうしようと考えたが、いざ正しく話そうとするとなかなか話せなかった。私も友達も、普段は言葉遣いを意識していなかったにも関わらず、なぜここまで差がついていたのか考えた。差の原因は、社会経験をしているかどうかだ。私は、高校時代は勉強重視であったため、アルバイトをしなかった。しかし、私の友達は多くのアルバイトをしており、それゆえ目上に人に対する態度などもその経験を通して身に着けていた。私は当時お金には困っていなかったため、アルバイトをする必要はないと勘違いをしていた。しかし、社会経験を積むことができるのもアルバイトの利点であることを知り、自分もすればよかったと後悔した。
 2つ目は部活動の先輩への言葉遣いだ。これも高校時代のことで、私は美術部に入部したのだが、2年生の先輩方は顧問の先生や3年生の先輩方に非常に優れた言葉遣いをしていた。私もそれに合わせようとしたのだが、全くうまくいかず、言葉遣いに困って先輩に失礼な態度をとってしまうこともあった。中学時代の部活動では、先輩と後輩の間にはあまり上下関係がなく、敬語も使わなくていいほどであったため、先輩に対する態度を学ばずにいた。それゆえ、先輩方への正しい言葉遣いが分からず、高校の部活動で困ることになった。年齢による壁がないのはいいことだが、目上の人への態度を学ぶという意味を込め、時には減り張りをつけるべきだろう。
 
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