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オンライン辞書,Dictionary


No.88
作文
2022-05-06
出身: 日本語以外
居住: 横浜
 
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タイトル:言葉遣いに困った経験
   私には年が離れた兄がいて、生後2か月で兄が小学校に入学したので、兄の同級生からマスコットの様に可愛がられていた。そのため片言で話す時期も、反抗期の多少乱暴な言葉遣いの時期も、「何をやっても可愛い。」と言われて、兄の同級生に怒られることがなかった。今にして思えば、腹の立つ事もあっただろうに、こんな小さな子の言うことを本気にしても仕方がないと諦めていたのかもしれない。寛容な先輩達だった。また、年が離れた兄がいるおかげか、言葉を覚えるのも早く、知らない人とも話すことに、あまり抵抗感がなかった。小学校を卒業して中学生になると、本来なら先輩後輩という上下関係が発生し、人間関係が変化するのだろうが、私は部活に所属しなかったため、上下関係で苦労することもなく過ごしてきた。
 ただ、どんな人に対しても敬語などを使うことなく生活してきたかというと、そうでもない。敬語と改まってなくとも、目上の人と話すときは、それなりに丁寧な言葉遣いに自然となっている。例えば、私はネット型ゲームで他地域に住む年も性別も異なる、面識のない人達とチームを組んで対戦している。ゲーム中に戦略を相談したり、声かけする時は、スピード感のあるゲームを楽むためにタメ口になる。ただゲーム後の雑談になると相手が分からないだけに一応丁寧な言葉遣いになる。
 このように、今までは残念ながら言葉遣いで困った経験はないが、今後サークルやゼミでの先輩との交流や、アルバイトをする場面では、失敗する経験もあるのではないだろうか。できれば学生時代に失敗はしておくほうがいい気がする。なぜなら3年後の就職活動や社会人になってからはもっと厳しい目でみられることが予想されるからだ。そのためにも、相手を尊重することを会話の基本として、敬語のスキルを高めていきたいと考えている。
 
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