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オンライン辞書,Dictionary


No.110
作文
2023-04-21
出身: 香港
居住: オーストラリア
20代 女性
ログイン名: かまぼこ
タイトル:敬語についての失敗と学び
  敬語にはさまざまなルールがあるため、無理やり使い慣れていない敬語を使うと、ボロが出てしまうことがある。

私は高校生の時、学校の日本語の授業で、日本人のいるお食事会に参加したことがあり、その際に敬語の使い方に苦労した経験がある。当時は、まだ日本語の上達もそうだが、敬語についての知識も不十分で、日本人の方のお話についていくことが精一杯だったのだ。お食事会の前に、日本語の先生から敬語について少しだけ教われたことがあり、ほとんどの方が私より年上のため、当然なことながら、私は敬語に心掛けた。しかし、使い慣れていない上に、敬語についての知識が足りなかったので、話が進むにつれ、私の日本語が明らかにおかしく聞こえたのだ。

私はとにかく「です・ます」を使えば敬語になると思っていたが、敬語は語尾だけでなく、動詞や形容詞、名詞なども変化するのを知らなかったのだ。例えば、隣の席のお偉いさんに「食べますか?」と声をかけてみたが、実は、「召し上がりませんか?」のほうがより適切だったのだ。日本語の先生私の失言を聞いていたらしく、その後の授業で敬語について詳しく説明した際、「食べます」は「召し上がります」、と動詞の敬語型の例として取り上げた。

この経験から、敬語は語尾を変えればいい、そんな簡単なものではないと分かった。より自然な日本語の敬語を習得するために、動詞や形容詞の敬語型もしっかり学ばなければならない。そして日々の練習と積極的に触れることで、身につけていきたい。
 
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