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日本語を勉強するとき、「敬語」を学ぶには割と難しいと思わないか。なぜかというと、日本語の敬語は長くて覚えにくいからだ。とは言え、敬語を身につけないと、日常生活や社会人になるとき、様々な不便や誤解を招くと思う。
日本語で、自分のことを言うとき、最初に学んだのが「わたし」だ。その敬語は「わたくし」である。ある日、日本語学校での初めての発表で、「わたくし」を使った。先生はすぐ私を止め、「わたし」を使ったほうがいいと言ってくれた。しかし、ある交流会での発表の後、同じ先生に、何で「わたくし」ではなく「わたし」を使ったかと聞かれた。先生にその違いと使い方を聞いたら、先生は、正式な場面で「わたくし」を使うという曖昧な答えしかくれなかった。そういう場面を判断するには、それなりの日本社会で生活した経験が必要となる。今にも、確実に判断できず、多くの場合で「わたし」を使ったらおかしくないと思い、「わたし」だけを使うようになった。
すなわち、「敬語」を全部暗記すればいいわけではない。どんな場面でも、相手に合わせ、適切な敬語を使えるようになりたいなら、経験が必要だと思う。
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