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オンライン辞書,Dictionary


No.124
作文
2023-04-21
出身: 中国
居住: 日本
20代 男性
ログイン名:
タイトル:ことばづかいに困った経験
  私が日本で留学した際、日本語の習得には多くの困難が伴いました。特に、日常会話の中での言葉遣いや敬語の使用が難しいと感じました。日本語は礼儀正しさや相手への敬意を示すための言葉が豊富で、そのニュアンスを理解することがとても重要です。本稿では、私が留学中に直面した日本語ことばづかいの課題について説明します。

まず、敬語の使用について触れます。日本語では、目上の人や初対面の人に対して敬語を使うことが一般的です。しかし、私にとって敬語の使い分けは容易ではありませんでした。例えば、「です・ます」調と「でございます・ございます」調の違いや、謙譲語と尊敬語の使い方を理解するのに苦労しました。時には、相手に不適切な印象を与えることもありました。

次に、慣用表現やことわざの理解が難しかった点です。日本語には多くの独特な表現や言い回しがあり、それらを適切に使いこなすことが求められます。私は、友人たちとの会話の中でこういった表現に出くわすことが多く、理解に苦労しました。例えば、「顔が広い」や「猫の手も借りたい」などの表現は、文字通りの意味では理解できず、文脈からも推測が難しかったです。

これらの経験を通じて、私は日本語ことばづかいの難しさを痛感しました。しかし、日本の友人や先生たちのサポートを受けながら、徐々に日本語のコミュニケーションスキルを向上させることができました。彼らから敬語の使い方や慣用表現、書き言葉の違いについて学ぶことができました。また、日本のドラマや映画、本などを通じて、日本語の表現や文化に親しみを感じるようになりました。

留学中に日本語ことばづかいに困った経験は、私にとって大変な挑戦でしたが、それを乗り越えることで日本語力だけでなく、異文化への理解や適応力も向上させることができたと感じています。この経験は、私の留学生活や将来のキャリアにおいて、貴重な財産となっています。

最後に、私が留学中に直面した日本語ことばづかいの課題は、異文化間のコミュニケーションにおける重要性を改めて感じさせるものでした。今後、異なる背景を持つ人々と共に働く機会が増えることを考えると、留学中の経験が大変役立つこととなるでしょう。
 
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