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オンライン辞書,Dictionary


No.16
作文
2023-04-17
出身: 日本
居住: オーストラリア
10代 女性
ログイン名: あすたー
タイトル:距離感と言葉遣い
   私は普段から敬語を使うことが多い。もちろん、初対面の相手には当たり前のように敬語を使う。しかし、親しくなってきた人といつから砕けた話し方をすれば良いのか分からず困ったことが何度もある。
 私が日本の中学校に進学して3ヶ月がたった頃だ。その頃の私はクラスのみんなと打ち解けていたが、変わらず敬語を使っていた。なぜなら、いきなりタメ語に切り替えることで相手に「不快な想いをさせるのではないか」「失礼な人だ」という印象を持たれるのではないかと考えていたからだ。でも実際は、敬語を使用し続けることで周りに「同年代だとは思えず近寄りがたい」また、「良いところのお嬢様みたい」だと思われ、距離をとられていたことを後から知った。その後は、敬語からタメ語に替えたことで周りとの関係がより深くなり、お互いが心地の良い会話をすることができるようになった。ただ、仲良くなったからといって相手への礼儀を忘れてはいけないとも思う。そのため、敬語とタメ語を上手く織り交ぜて、その場の状況や相手によって言葉を使い分ける必要があると感じた。
 上記のような経験から、会話の中での「言葉遣い」は他者との関係性や距離感を確立する上でとても重要だということを学んだ。そのため、これからは上司や同僚、仲の良い友達、ただの知り合い、同じ地域に住む住民など、相手に合わせた、その場に相応しい会話ができるような言葉遣いを身に付けていきたい。
 
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