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オンライン辞書,Dictionary


No.215
作文
2023-05-01
出身: 日本
居住: ニューカレドニア
20代 女性
ログイン名: パイナップル
タイトル:言葉遣いに困った経験
  私は日本とタヒチのハーフで、母に日本語を教わった。タヒチとニューカレドニアで育った私には日本語は第二言語だ。なので、言葉遣いに困った経験は大半の人より経験したと思う。日本語を話す相手はほぼ全員家族で、敬語を使う機会がとても少なかった。それに、母は日本語を普通体で話すことを教えてくれたが敬語は教えなかった。小さい頃は全く問題なかったが、中学生くらいになってくると、敬語を使わないことが変に思われるようになる。敬語を話す経験がなかった私はそれを知らなくて、普通体で話すのは普通だと思っていた。もちろん敬語の存在は知っていた。だが、生活上に必要だとは思っていなかった。中学生だった頃、日本に滞在していた時、私はゲームセンターに行った。その時、賞品を取ってもらうために店員に話しかけた。いつも通り、普通体で店員に話すと、彼女は変な目で私を見た。少し落ち込んだ私は、なぜそんな態度を取ったのか分かりたくて祖母に相談した。祖母は多分、敬語を使わなかったのがいけなかったことを説明し、私はやっと敬語について考え始めた。あれから、他人と話す時はなるべく敬語で話すようにしている。だが、敬語を話す機会が増えた訳ではないので、未だに上手く敬語が話せない。それに、丁寧すぎたり、敬語と普通体が混ざった話し方になることが多い。なので、私は普通体で話す方が好きだ。だが、敬語は日本の文化で、日本社会では必須なもので、それを尊重するためにもこれから頑張って敬語を覚えようと思う。
 
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