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オンライン辞書,Dictionary


No.38
作文
2023-04-18
出身: 日本
居住: 日本
20代 女性
ログイン名: ホシノ
タイトル:敬語の崩し方
  私の通っていた高校は部活動での上下関係が厳しく、先輩や先生と話すときにはまず「ただいまお時間よろしいでしょうか」と聞くのが決まりとしてあるほど敬語について厳しかった。そんな先輩も大学に上がると高校のような堅い決まりは無くなり、久しぶりに会ったときに「敬語じゃなくていいよ」「敬語崩していいよ」と言ってくれた。しかし、今まで先輩として堅い敬語を使ってきたため、上下関係による距離感があった。敬語じゃ無くなればもっと砕けた話もできるだろうし、更に仲を深められるような気もする。しかし今さら定着してしまった敬語を崩すことは私にとってはとても難しいことであった。私がもし先輩の立場なら、もう高校時代ではないのだから友達のような感覚で接してくれた方が話しやすいし、妙な緊張感もないように感じる。敬語とはその時の状況、立場、環境によって変化するものだと思うが、私はいまだに先輩とは距離があり堅い敬語のままである。

 
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