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皆さんは略語を使うだろうか。バ先、コンペ、デジカメ、リモコンなどなど、大学生活にもありとあらゆる略語が溢れている。どんなに言葉遣いが丁寧な人でも、普通に生活していて略語を避けて通ることなどまずできないだろう。
かく言う私も、略語を頻繁に使ってしまう人間の1人だ。なるべく綺麗な日本語を、と思うのだが、やはりふとした瞬間に出てしまうし、略語を使った方が円滑にコミュニケーションが進む状況は多くある。だが、そんな略語が時として裏目に出てしまうことがある。自分が当たり前に略して使っていた言葉が通じない場合だ。
友人とファミレスに行った際、私は当たり前のように「ドリバー行ってくるね」と言った。
直後友人は薄ら笑いを浮かべており、私がなぜかと問いただすと、「ドリンクバー略す人初めて見た」と言い放った。カルチャーショックとはきっとこのことだろう、とその瞬間思った。
そうか、ドリバーとは言わないのかと思ってしまったが、刹那いやそんなはずは無いと思い直した。友人がこれまでドリバーと略す人間に出会ったことが無いだけで自分は何らおかしな事は言っていない。おかしいのはむしろ目の前にいる友人だとさえ感じた。その晩自分は、この如何ともし難い気持ちを払拭しようと、インスタグラムでドリバーと略すか否かを確かめるアンケートを取った。翌日になれば答えが出る、そうすれば気持ちスッキリ朝を迎えられる。そう期待してその日は眠りについた。
翌朝、枕元のスマホを取り、眠い目を擦りながらインスタを確認した。画面をみて私は驚愕した。投票した人間はあろう事か全員「略さない」ボタンを押していたのだ。酷くショックを受けた私は、暗鬱とした気持ちでその日一日を過ごした。
そこで改めて問いたい。
皆さんはドリンクバーのことを「ドリバー」と略さないだろうか。
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