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No.111
No.31へのコメント
2019-12-09
出身: 台湾
居住: 日本
20代 男性
ログイン名: 今朝のカワウソ
タイトル:コメント
   ドミさんの文章を拝見させていただきました。遅ればせながら、コメントさせていただきます。

 高校教育に深く根付いた成績至上主義は韓国のみでなく、台湾の教育にも共通している問題のように思います。さらに言えば、他の方の作文を読んでみると、やはり「自分のことをより知っていきたい」という方が多く、その中でもアジア各国の出身が多いことから、こういった教育の仕方、ひいては文化が影響しているようにも考えられます。余談ですが、例えば日本にも「詰め込み教育」なる言葉があるそうで、それについても議論されていたとかいないとか。
 お言葉通り、大学は高校とは違い自主性が要求されるのと同時に、社会人とも違って、ある程度の余裕を持っていられる時期です。今後生きていくためにも、我々はいつまでも周りの大人に従ってばかりではいられません。敷かれ、指示される道から脱し、「自分」を確立する必要があるのです。なので、この変わり目の時期は、今までの自分を知りながら、これからの自分を形作っていく、いわば繋ぎ目のようなものです。「少年から大人」、まさにその通りでございます。

 かく言う私も「迷える子羊」の一人でございます。似たような悩みを抱えているとは言え、私はとてもドミさんのような暖かい言葉でそれを綴れません。ドミさんの、自分探しを通して、何とか自分と付き合っていこう、というだけではなく、周りとの関わり方も視野に入れ社会的にもいい人間になろうとする考え方は──上手く表現できませんが、──綺麗で、とても人間的だと思いました。
 正直、ドミさんのような、綺麗な考えをする自分なぞ微塵も想像できないのですが、少なくとも自分探しの「サブミッション」として、その考え方を理解できる人間になれるよう、私は努めていきたい。
 
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