選択した文章の本文です。
No.113 |
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出身: 日本 居住: 日本 |
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ログイン名: 五月 タイトル:日本語にも同じような変化が |
「英語圏で若者のfiller words が変化している」そうですね。これを聞いて日本語でも同じようなことが起きていると思いました。
テレビで10代の若い人がインタビューを受けているとき、「えーっと」とか「っていうか」など、自分が言いたい言葉を探すときによく耳にします。 十分年を取って「お年寄り」になった私は、それを聞いて「ちょっと子供っぽいな」と思いますが、あまり気にしません。時がたって、社会でいろいろな経験をすれば、言葉は少しずつ変わってくるはずだから、それを待とうと思っています。 最近、高校生のプロの将棋棋士が勝ち進んで、新記録を打ち立てたときのインタビューを聞いて驚きました。映像を見ないで声だけを聴いていると、(当時はまだ中学生だった)10代の若者が話しているとは思えないほどの大人の言葉づかいだったのです。もちろんfiller words はありません。映像の顔はまだ子どもの感じが残っているのですが、話す言葉は大人と同じです。きっと将棋の世界で年上の先輩方の中にいたからでしょうね。 言葉づかいは所属しているグループの中で変わりますから、時と場所と場面が変われば、それに応じて言葉づかいも変わります。私も家の中で同じ人に話すときでも、リラックスしたとき、お願いするときなど話し方が変わります。相手が見えない「電話」に出るときも変わります。 話し手と聞き手、両方にとって気持ちのいい言葉づかいができるといいですね。 |
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