選択した文章の本文です。
No.114 |
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出身: 日本 居住: 北九州 |
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ログイン名: バード タイトル:郷に入っては郷に従え |
たぬきちさんの作文を読んで、「郷に入っては郷に従え」ということわざを思い出しました。また、年上の日本人に「馴れ馴れしい」」と注意されて、言葉遣いに注意しようと思えるあたり、たぬきちさんは素直な人だと好感を持ちました。なぜなら、私ならきっと、「なんだ、この人はオーストラリアの文化になじんでないのかな」と不信感を抱いてしまうからです。なので、たぬきちさんの学ぼうという考えはとても素敵ですね。
言葉遣いは、30代の私でも難しく感じます。一番成長したなと思ったのは、卒業後社会人となり、大人の人の中で働き、言葉を交わした経験でしょうか。それまでは、同年代の若者の中で暮らしていたので、自分の言葉遣いに何の疑問ももちませんでした。ですが、学生時代の自分の振る舞いのままでは、いつまでも大人の女性に見られないだろうと思うようになりました。それからは、意図的に社会人としての言葉遣いを身に付けてきました。仕事ができるようになりたくて、ビジネスマナーでよく使われる語彙も勉強しました。そうするうちに、言葉はその人の教養や知性や、生き方を表すのだなと思うようになりました。自分はどのような人に見られたいか、相手にどんな人だと思ってほしいかによって言葉を使い分けるのだと考えています。 たぬきちさんは、若者の間での語彙の心配をしていますが、私からすると、若者らしくて新鮮だと思っています。若い感性っていいですよね。その方々もいずれは、社会人となり、必要に迫られれば、社会の中で働く言葉を身に付けるのでしょう。 |
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