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オンライン辞書,Dictionary


No.238
No.156へのコメント
2020-05-30
出身: オーストラリア
居住: オーストラリア
20代 女性
ログイン名: サニー
タイトル:コメント
  セルジオ・ラモスさん、

 作文拝見致しました。とても興味深く読ませて頂きました。
目上の人と話す時に、両親については「父」「母」を使った方が良いとは知っていましたが、「お父さん」「お母さん」を使うべきではないとまでは分かっていませんでした。

日本語の敬語は非常に複雑です。特に、「ご意見」のような尊敬語を使うと、主語を省略しても、自動的に「相手の意見」を意味すると分かるところが好きです。外国人としては、上下関係を理解するのは難しいです。オーストラリアでは、子供たちは大人を尊敬するべきであるという社会的な規範があるけれども、すべての大人は平等であることが分かりました。 私が先輩であっても、相手がです・ます体を使っている場合、私が砕けた話し方を使うのには抵抗感があります。私の母語では初めて最初に会った時には丁寧に話していても、仲が良くなるにつれて、砕けた話し方を使うようになるのが当然だからです。

敬語は特殊で、不必要だと思います。敬語は、外国人にとって日本語の習得や運用を難しくするだけではなく、知的障碍のある日本人にとっても、同様の困難をもたらしています。 知的障碍のある人は、敬語を使いこなせないので社会に出るのが難しくなりますし、これらの人たちにとって社会的な規範の理解は大変です。敬語は社会人になるためには、高すぎる壁だと思います。
 
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