選択した文章の本文です。

オンライン辞書,Dictionary


No.270
No.224へのコメント
2020-06-01
出身: インドネシア
居住: オーストリア
20代 男性
ログイン名: hpl21
タイトル:グローバル化と言葉遣い
  まるちーずさんの作文を読ませていただきました。非常に興味深ったです。ありがとうございました。

現在、テクノロジーなどの発達に伴い、グローバル化が進み、異なる国籍や背景の持っている人々の間の交流が急に増えてきたということは事実ですね。僕のまるちーずさんにこのお返事を書くということもグローバル化のおかげなのでしょう。

まるちーずさんが述べたように、英語のようなすでに広まった言語でも、エスペラント語のような人工言語でも、世界共通言語があれば、我々の世界に大変有益であるに違いません。世界中のすべての情報が我々の手に入りえる上、貿易がよりしやすくなり、全世界の経済が前例のない速さで成長していくでしょう。

とは言っても、世界共通言語があると、世界の多様な言語や文化が徐々に消滅していく可能性があると思います。言語とは、単なる情報を伝えるためのものだけではなく、我々の文化、習慣、価値観などを盛り込むものでもあります。例えば、敬語には、上下関係や丁寧さを重要視する日本の独自の価値観が含まれていると言えると思います。日本語の代わりに、世界共通言語を使うことは、日本の文化や習慣を捨てることと同じなのではないでしょうか。

グローバル化が急速に進んでいる我々の現代社会には、海外を目指すことと、自分の文化を守ることのバランスを取る必要があると思います。日常に我々の言葉遣いにより気を配り、我々の言葉遣いの裏にある社会規範や価値観を理解しようとすれば、このバランスが達成できるのでしょう。
 
【No.224の作文を読む】 【コメントを書く】 【作文筆者がコメントのコメントを書く】