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No.378
No.376へのコメント
2020-06-04
出身: 日本
居住: ニューカレドニア
回答しない 女性
ログイン名: rinda
タイトル:作文へのコメント
  とても興味深く作文を読ませてもらいました。ヒナさんが言われているように、日本人は普通語を会話ではよく使います。しかし、外国人の方が日本語を学ぶ時は、丁寧語(〜です、〜ます)から学び始めます。私も日本語を教えるまではこの事を知りませんでした。そこに日本人と日本語を勉強している人のギャップがあるのだと思います。
 私たち日本人は、普通語から覚えます。お母さんは赤ちゃんへ「飲む」「食べる」と動詞の原形や「飲んで」「飲もう」「飲まない」と動詞を活用して話しかけます。「飲みます」を覚えるのはもっと大きくなってからです。簡単な日本語とは、小さいころから使っている普通語の話し方だと私も思っていました。しかし、外国の方からすると、「ます形」と呼ばれる、「飲みます」「飲みません」から文法の基礎が始まります。そこへ普通語で話しかけられると、活用が違うため、意味が通じません。もしかすると、多くの日本人がこのことを知らないのかもしれません。ヒナさんの作文から、私たち日本人は外国人の方にとってのやさしい日本語について理解することが大切だと考えさせられました。
 ヒナさんの高校の先生は丁寧語を使うように怒ったと書いてありました。確かに、目上の人に話す時は丁寧語を使うことは常識です。その先生はそのことを教えたかったのかもしれませんね。ただ、私はそうは思いません。怒られると人は緊張します。緊張のなかで、外国語を話すことはもっと難しいと思います。その人が慣れている話し方で話す方が私は良いと思います。一番大切なことは、お互いが伝えたことを理解し合うことです。私が思う授業とは、言葉を練習する場です。そこには、上と下の関係ではなく、お互いを尊敬し合う関係が必要ではないでしょうか。ヒナさんが私から何かを学ぶのと同じく、私はヒナさんから何かを学んでいます。お互いに成長しています。
 言葉遣いの違いをとても良く理解されていると思いました。あとは、ヒナさんが言われているよう、沢山練習して日本語のスキルアップを目指してください。
 
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