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No.393
No.20の筆者から
2020-06-04
出身: 日本
居住: オーストラリア
10代 男性
ログイン名: Naoki_Nemoto
タイトル:コメントいただき、ありがとうございます。
  Sophiaさん、この度はご丁寧にご返信いただき、ありがとうございます。多様な文化的慣習から生じる上下関係に対する価値観や、敬意の表し方の違い、そして真の世界市民に対する「自分の感じ方や考え方を柔軟に変えられる人」という点、とても興味深いと思います。

確かに「先生」と呼べ、根から尊敬できる方がいる方の人生は大変恵まれていると思います。ですが、Sophiaさんのおっしゃる通りに「自分の感じ方や考え方を柔軟に変えられる人」こそが真の世界市民だとしたら、教育者にたいし敬意を表すために必ずしも「先生」という表現を使う必要はあるでしょうか?私にも高校時代より大変お世話になっている恩師がおりますが、その方は博士を習得しておりながら名前で呼ばれることを好まれていました。あくまでも、オーストラリアでの「平等」という概念は上下関係を負に考えるのではなく、双方を尊敬することで更なる人間関係を深めることを重視していると自負しております。

日本では教師を名前で呼ぶことはふさわしくないとされていますが、オーストラリアの様にお互いを名前で呼ぶことによってより学生と教師の距離が縮まり、フレキシブルな教育現場が提供できるならば名前を呼ぶ価値はあるのではないでしょうか。
 
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