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オンライン辞書,Dictionary


No.477
No.38へのコメント
2020-06-06
出身: フランス
居住: ニューカレドニア
20代 男性
ログイン名: ジョアン
タイトル:面白かったです
  「人称代名詞の問題」という作文を興味深く拝見しました。最近、ジェンダーというのは男性と女性の2つだけではないというアイデアを西洋人がだんだん受け入れるようになっていますが、西洋の言語の多くでは男性代名詞と女性代名詞しかないので、新しい中性の代名詞を作る必要があると考えられていますね。リンさんの書いたように、英語ではすでにいろいろ考えられているそうですが、実際に使っている人は少ないですね。僕も時々人が女か男かわからないことがあります。そんな時はどの代名詞を使うか悩みますから、中性の代名詞があれば便利だと思います。しかし、言葉を敢えて作るのは言語を「アーティフィシャル」にさせてしまう恐れがあります。言語はいつも変わっているものですが、普段は昔の言葉や言い方が変化したから変わるので、こんな風に新しい言葉を創作すると、不自然に変わってしまうと思います。また、日本語について述べられていなかったのが少し残念に思いました。日本でもこういう問題が起きはじめたら、どうすればいいだろうとリンさんから聞きたかったのです。日本語や韓国語では元々、「かれ」・「ク」という代名詞が男女を指して使われていたそうですが、19世紀末から西洋の言語を真似して「彼女」・「ク女 (クニョ)」が創作されたといわれます。つまり、昔は中性の三人称代名詞がありましたが、西洋の言語を真似しようとしたせいで、なくなってしまいました。また、日本語の代名詞は何百個もあるそうで、中性の一人称代名詞は大体すでに存在していますが、大部分は古代や方言による言葉です。それでも、新しい代名詞を作るよりも既存の代名詞を一般的にさせたらいいと思います。どうでしょうか?
 
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