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No.92
No.67へのコメント
2020-05-01
出身: 日本
居住: 日本
回答しない 女性
ログイン名: 五月
タイトル:残念な経験を乗り越えて!
  オドレ―さん、日本語を勉強して、積極的に使ってみようと行動したことが「誤解」を生んでしまったようで残念です。
誤解の原因は「言い間違い」のほかにも色々あったのでしょうが、オドレ―さんは「敬語の使い方」が上手にできなかったから、日本人に期待されるようには出来なかったからだと感じておられるように私は思いました。
 私は家庭の中で、親や近所の人が話す言葉を聞いて、自然に敬語の使い方をおぼえました。けれども、現代の日本人、特に若い人には、敬語は難しい言葉になりました。
社会が急速に変化して、敬語を使う環境が家庭の中でとても少なくなったからです。そんな中で育つ子供達は、親や大人が自然な形で敬語に触れる、敬語を聞く機会が減ってしまったのです。
 ですから、外国語として日本語を学ぶ場合、「敬語の使い方」は学習したことを場面や人間関係を考えて頭の中で選んで使わなければならないので、もっと大変なことだと思います。私は敬語が使えなくても、丁寧なことばづかいであれば、コミュニケーションにあまり問題があるとは思いません。考えていることや言いたいことや事実が正しく、誤解のないように伝わることが大切ですよね。
 最近、留学や仕事、観光目的で外国人が多く来日しています。家族で来日する場合は、その子供たちが日本の学校に通うことになり、日本人と外国人の接点が市民の間でも増えてきました。多様な外国人とコミュニケーションの場面が増え、お互いに「誤解」のない「理解」をするために「やさしい日本語」(人に優しい、学ぶのに易しい)を日本人も学ぶ必要があると、大学の先生が研究され、提案しています。その本には「敬語」はなるべく使わないと書かれていました。
 日本語を学習した外国人が、思っていること伝えたいこと誤を解なく伝えられるようにするためには、受け取る日本人も「理解」しようとする努力が必要ですね。オドレ―さんの個人的な体験は残念でしたが、わかろうとする日本人も増えていますから、もっともっと日本語を磨いて、話してくださいね。
 
 
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