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No.250
No.56へのコメント
2022-05-27
出身: 日本語以外
居住: オーストラリア
 
ログイン名: キリン
タイトル:ピッピさんへ
   ピッピさんの作文を拝見しました。ピッピさんが述べた困りは、実際に経験したことはないけど、共感できます。

 ピッピさんが中学校に入ってから言葉遣いに気を遣うようになったことを語りましたね。言葉遣いに関して、英語圏には日本語と同じような敬語という概念はないけど、わたしは仲良い目上の人にどの呼び方が適切かと、困ったことがありました。寮で過ごした時、化学を教えていただいた先生が、同時に寮のスタッフの役割も担当していました。で、最初は授業で丁寧に「Mr. Humphreys」で呼んだが、後で寮の友達が普通に「Hump」というニックネームで呼ぶことに気が付きました。先生がこだわらないらしいので、わたしも「Hump」を使い始めました。つまり両方とも問題ないと思うなら、ピッピさんが言う通り大丈夫でしょう。なお、オーストラリアでは上下関係が日本ほど厳しくないので、文化によっては目上の人に丁寧な言葉遣いを使わなくてもいいかもしれません。

 それに、ピッピさんが知らぬ間に間違っている敬語を使ったのもわかります。初めて「了解しました」は目上の人に失礼だと聞いた時はびっくりしました。日本語学習者だけではなく、日本人にもこんな誤った認識があると思いませんでした。

 日本人にとっても敬語はさぞ難しいけど、ピッピさんが特に心配しないでください!確かに日本では上下関係が明確で、それでも敬語をうまく扱えず、苦手意識が強い社会人もたくさんいますね。もしピッピさんの言葉遣いが指摘されたら、次から正しい使い方を心がけて、それでいいと思います。
 
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