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No.541
No.70の筆者から
2023-06-02
出身: 中国
居住: オーストラリア
20代 女性
ログイン名: パンダ
タイトル:男性言葉と女性言葉について
  トマトさん、コメントありがとうございます。私はいつも「日本では性別の違いが非常に重視されている」という観念に縛られており、そのため男性言葉と女性言葉の使用に対して非常に敏感になってしまい、相手に誤解を与えたり、意図がうまく伝わらないかどうかに困っています。トマトさんのコメントを読んで、日本社会では実際に性別による固定的な役割や表現を超えて、人の個性や自己表現が尊重されていることに気付きました。自分もこれから、男性言葉と女性言葉に過剰に意識しないように、自分らしく言葉を混ぜて話していきたいと思います。

それから、トマトさんは男性言葉・女性言葉を初めて見たことについて驚きました。オーストラリアでVariation in Japanese language(⽇本語のバリエーション)という授業で男性言葉と女性言葉を学びました。日本語のさまざまな表現形式を学んで、日本の文化や社会を理解する授業です。その中に敬語、方言、若者言葉などの表現形式が含まれて、男性言葉・女性言葉もその一つです。授業で、男性言葉と女性言葉は助詞、助動詞、呼称、声の高さなどで表現されています。また男性言葉の特徴は命令文と疑問文で、女性言葉は自己主張和らげの原則があることで初めて聞きました。英語や中国語では性別によって話し方が変わらないため、私にとってはすごく新鮮だと思います。

その上、授業で見た昔の日本の漫画で女性は常に上品な話し方をしていましたが、最近は男性も女性もほぼ同じような話し方をするのが面白いと思います。トマトさんからも「今どき性別によって相手を決める行為は良くない」のコメントをしてくれましたから、やはり授業で学んだ日本語の理論だけでなく、トマトさんのような日本母語話者と交流しながら、今の時代の流れに合わせて日本語を学ぶことが日本語や日本社会をより理解できたと思います。
 
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